妊娠4月目の頃だろうか
突如、身体の全身が痒くなりだした
その痒みは日を追うごとに増していき出産を迎えるまで収まることはなかった…
目次
妊婦さんがなる痒みを引き起こす病気
妊娠をするとホルモンバランスが大幅に変動することにより体にいろいろな症状が現れる。
そのうちの一つとして妊婦さんに多くみられる症状が【痒み】だ。
この痒みにはいくつか種類がある。
妊娠性掻痒(そよう)症
妊娠後期に起こりやすいと言われ、全身に激しい痒みを感じるが発疹は見られないのが特徴。
妊娠中の胆汁の流れが悪くなるのが原因だと考えられている。
妊娠性類天疱瘡(るいてんぽうそう)
自己免疫疾患の一種で身体全体にかゆみを伴い、多くの紅斑や水ぶくれの症状がみられる。
主に妊娠中期~後期、産後すぐのころに発症する。
出産後1か月程度で収まることが多いが、再発や悪化をすることもある。
妊娠性痒疹(ようしん)
妊娠初期~12週過ぎ頃に体や手足に激しい痒みと発疹が表れる。
初産でも発症は少なくないが2回目以降はさらに発症の確率が高い。
出産と共に改善されるが、妊娠のたびに再発しやすくアトピー性皮膚炎の傾向がある人はかかり易いとも言われている。
PUPPP
妊娠性痒疹同様に、蕁麻疹のような紅斑が体の広い範囲にできる。
妊娠後期の30週以降に発症しやすいのが特徴。
初産の妊婦に多く表れ多胎妊娠と関係があるともいわれている。

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発疹がない唯一の病気【妊娠性掻痒症】
私がかかったのがこの妊娠性掻痒症だった。
この病気には目に見えるような症状は一切表れない。
ただ何もないのに皮膚が地獄のように痒いのだ。
その痒みのレベルは、掻き毟り血が出ても収まることはなくそれでも深く深く皮膚を掘り進めて白い脂肪の肉が見えてしまうほどだった。
体全体に痒みがあったが私の場合は特に足がひどく、
今でもよく見ると当時掻いてしまった場所の皮膚は色が白く抜けて斑点になって痕が残っているのが分かる。
妊娠性掻痒症の病院での対策
目に見える蕁麻疹や発疹もなく、痒みを感じるものの皮膚疾患ではないこの病気。
産婦人科も皮膚科もくれるのは気休めのかゆみ止め軟膏…
それらすべてが何の役にも立たない。
妊婦さんの敏感な肌用の高いボディークリームも無意味。
温めても冷やしても何をしても収まることのない痒み。
薬や保湿でどうにかなる問題ではないという絶望を突き付けられた。
たどり着いたたった一つの解決策
何をしても痒みは収まらない
それは紛れもない事実で、いくらネットで調べようが何を試そうが痒みが消えることはない!
そう結論が出た今、私にできることはせめて足が血まみれにならないように保護することのみ。
でも長い靴下をはこうが手袋をはめようが激しい痒みに襲われるとどうしても外してしまう。
理性でどうにかなる問題ではないのだ。
肉が見えるほど掻き毟り続けてしまうのだから、そんな程度の小細工では通用しない。
そこで私が思いついたのがジェルネイルだった。
え???
そう聞こえる気がする(笑)
が、この方法が画期的だったのでわざわざこのブログを作ってまで皆さんに紹介したい方法なのだ。
掻いてしまうのなら掻けないようにすればいい
赤ちゃんに着けるミトン、あれをイメージしてほしい。
ジェルネイルはまさにそのミトン代わりになるのだ。
ジェルネイルをしたことがある人ならわかるだろうが、爪にぷっくりと厚みが出るうえにエッジ(爪の先端)を覆ってくれるのでつま先が丸みを帯びるのだ。
その爪でいくら皮膚を書こうともツルツルの丸い爪では傷はつかない、つまり掻くことができないのだ。
最悪、掻き毟ったとしても皮膚が削れることはなく出来るとしたら痣になるだろう。
痣は掻き毟ってできた傷とは違い綺麗に治るので、肌を守るという点では大成功だ。
今傷だらけ血まみれの体になっている妊婦さんのすべての人に、だまされた思って試してほしい方法だ。
深い傷跡は一生消えない
私がジェルネイルの方法を生み出したのは妊娠後期の頃だった。
すでに掻き毟ったことによってできてしまった傷の数々は消えることなく今でも残っている。
きっとこの先、一生消えることはないだろう。
痒みに悩みこのブログにたどり着いた今だからこそ出来る最善を尽くしてほしい。
自分の体のために、将来の自分を守るために。
一度でいいから騙されてほしい。
辛い痒みを経験したものとしての、渾身のアドバイスだ。